理論的枠組みは既存理論を借り、モデルは自分の研究を表します。
この二つは頻繁に混同され、混同は口頭試問での失点と論文の不明瞭さにつながります。端的に言えば、理論的枠組みは覗くレンズ、概念的枠組みは見えると予想するもの、モデルは実際に検証する具体的な構造です。

三者の比較
| 理論的枠組み | 概念的枠組み | モデル | |
|---|---|---|---|
| 出所 | 文献で確立した理論 | 本研究のための統合 | 自分の検証可能な構造 |
| 範囲 | 一般的・分野横断 | 本研究固有 | 本研究固有、しばしば形式的 |
| 含むもの | 名前のある理論と構成概念 | 変数と予想される関係 | 変数、方向、時に母数 |
| 研究ごとに変わるか | まれ | 通常変わる | 通常変わる |
| 典型的な形 | 引用付きの文章 | 図+文章 | 図、数式、またはその両方 |

例を挙げます。臨床医が新しい診断ツールを採用する理由を研究するとします。
- 理論的枠組み: 技術受容モデルを理論体系として用いる。知覚された有用性と使いやすさが採用意図を規定する、という枠組みです。あなたが考案したものではなく、引用します。
- 概念的枠組み: その場面向けの改変。臨床医に関連する「診断リスクの知覚」と「業務負荷」を加え、それらがどう関係すると予想するかを示します。
- モデル: 実際に検証する構造。測定変数 5 個、方向を伴う仮説パス、推定可能な状態です。
自分の論文にはどれが必要か

- 理論的枠組みのみ。 純粋な質的研究に多く、理論は解釈を導きますが、特定の関係を事前に措定はしません。
- 理論的+概念的。 最も一般的です。理論が構成概念の選択を正当化し、概念的枠組みがそれらの組み合わせ方を示します。
- 三つすべて。 特定の仮説を検証する定量研究。モデルは概念的枠組みの形式化版です。
指導教員が「あなたの理論的枠組みは何か」と尋ねるとき、問われているのはどの既存理論体系の下で研究しているかです。自分の変数の図で答えるのは典型的なすれ違いです。
誤読されない描き方
査読者はこの種の図を素早く読みます。いくつかの約束事が誤読を防ぎます。

- 方向は主張である。 矢印は「影響する」「予測する」を意味すべきで、単なる「関係がある」ではありません。方向のない関連なら矢印ではなく線を使います。
- 測定変数と潜在変数を区別する。 測定変数は長方形、潜在構成概念は楕円が通例です。ソフトの既定がそうでなくても従ってください。
- 抽象度を混ぜない。 抽象的な理論構成概念と具体的な質問項目が同じ図にあるのは、二つの枠組みを同時に描いている状態です。
- 関係にラベルを付ける。 箱だけでなく矢印に「正の」「調整する」「媒介する」と記すことで、何を主張しているかが伝わります。
ヒント
枠組みの節はデータ収集前に書き、後から結果に合わせて黙って書き換えないでください。データによって考えが変わったなら、考察でその旨を明示します。研究計画書や事前登録との食い違いを査読者に気づかれると、深刻な信頼性の問題になります。
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